一粒の涙と奇跡


「俺は、

その言葉を聞いて、

涙が溢れた。

寂しいのは、柑菜も同じなのに、

自分ばっかグジグジして、

俺って弱いなって思ったんだ。

でも、住み慣れた家、街にいると、

やっぱり胸が痛んだ。

だから、転校してきたんだ。この街に。

俺は、両親の為に、

柑菜の為に、

笑顔で楽しく過ごすんだ。

それが今俺のできる、

罪滅ぼしだからな。」