一粒の涙と奇跡


「あの冬の日、

家族全員で出かけたんだ。

歩いて、近くのデパートまで。

俺と柑菜は仲が良かったから、

手をつないで歩いてた。

それで、道路を渡っているとき、

氷で足が滑って、

俺は転倒してしまった…

立とうにも、滑って立ちあがらねぇ。

柑菜が両親を呼んできて、

両親が俺に近づいてきた瞬間に…」