一粒の涙と奇跡


「もう!!

2人して意味わかんない!」

流花はぷりぷりして鈴香たちの方に逃げていった。

その様子を、青華は笑って見ている。

「…ねぇ、青華。」

「なんですか?」

「青華は、人の心が読めるの?」

「ふふっ…

どうでしょう。」

青華は上品に笑ってから、

どこかに消えてしまった。