休み時間。 私は本を読みながら女子に囲まれている水海をチラ見し、 ため息をつく。 …人気なんてでなくてよかったのに。 最近は寒くて中庭には行ってないし。 花枯れちゃったし。 あの集団に入る勇気はないし… もう話せないんだろうな。 ラインも最近は全然してないや。 「…ハァ。」 もう1回ため息をつき、 窓に目をやった。