「うっ…」

思わず声が漏れる。

重すぎて、腕がプルプル震えている。

歩けなくて立ち尽くすことしかできない。

…水捨てるしかないか…

そんなことを考えていたら、

急に腕の重みが消えた。

「こんなんも持てねぇの?

力弱いな。」