後ろから水海の声がして振り向くと、

いつの間にか水海も手にジョウロを持っていた。

「1人でやるより2人でやった方が早いだろ。」

そう言って水がいっぱい入ってる私のジョウロをとって、

空っぽの自分のジョウロを渡してきた。

「お前はこれに水入れといて。

これ重いし、俺が持ってってまいててやるから。」

当たり前のように花壇に持って行き、水をまいてくれている水海。