一粒の涙と奇跡


時間が過ぎ、昼休み。

私はいつも通り1人で中庭に向かった。

いつもの木の下に座り、

私の頬を撫でる涼しい風に、

思わず微笑む。

自分の育てている花の匂いが私の鼻をくすぐった。

「綺麗に育ったな…

暑くなるから水こまめにあげないとね。」