一粒の涙と奇跡


「そうか…」

水海は少し悲しそうな顔をした。

空は少しずつ闇に呑まれ、

夜が近づいているのが分かった。

「もうこんな時間か…

そろそろ帰るか。」

「そうだね…」

そうして土手から立ち上がった。

…帰りたくないな。

気持ちが沈んだ。