一粒の涙と奇跡


「ごめん、ありがと。」

「ううん、いいよ。

はい、どーぞ。」

私は水海のクレープを渡す。

「あ、そだ!

お金、悪いから返す。

何円だっけ?」

「は、いらない。」

「え、でも…」

「いいから、黙って奢られとけ。」

「ごめん、ありがと…」