今日、このクラスに転校生がやってきた。
それは女子…だった。
「香山 梨子です。男子校では不安ですがよろしくね?」
ふわりと微笑んだそいつは、天使そのものだった。
周りの人達の目がハートになってるような…
高いのに落ち着くような、そんな声。
ふわふわした栗色の肩までの髪。
くりくりしてまつげがすごく長く大きな瞳。
小さく桜色の綺麗な唇。
小さい背に、華奢で白い体。
何こいつ。
やべえ。可愛すぎ。
「可愛すぎじゃない?」
「え、ちょ、やばい」
「可愛すぎて死にそう」
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