そしてクラスに紹介される時。
私の事知らないんだって!
だから受け入れられなかったらどうしよう。
ガラガラ、とドアがあく。
「え、じょ、女子…?」
「なんで?男子校じゃねえの?」
「嘘だろ!!まじかよ!!」
ああ、やっぱり。
「香山 梨子です。男子校では不安ですがよろしくね?」
友達受けを狙い少し微笑む。
「よろしく!」
「よろしくねー!」
「やべえ、このクラスでよかった」
って声が聞こえた。
よかった~
受け入れられる事、できたかな?
※梨子は、男子に赤面されている事に気付かない。
席を指定され、そこに座る。
すると、隣の席の子が話しかけてきてくれた。
「梨子ちゃん、可愛すぎ…天使みたい、やばい!!」
そう言ったのは…それこそ天使みたいでかわいい男の子。
「名前…なんて言うの?」
「佐々木 優馬 だよ! よろしくね~」
「優馬くん!よろしく!」
「……可愛すぎ もうこれは狙うしかない!」
「ん?」
なんでもなーいって言った優馬くんにとっても癒された。
「おい、会ったばっかで狙うは無いだろ優馬ww」
「じゃあ涼だって話してみてよ」
「いいぜ?」
「り、梨子ちゃん、よ、よろしく」
さっき優馬くんと話していた喋り方とは全然違うカタコトな喋り方!
「うん、涼くんって言うの?」
「そ、そう。」