「……それから、1年がたった頃かな…あいつは、病気で倒れた。その数日後には…亡くなった。心臓発作だったらしい。私がいた家に警察が来て、私は警察の人に引き取られた。

でも…その人も…結局は私を捨てた。2年生なのに、笑わない…泣かない…喋らない…そんな私が怖くなって、私は家を追い出された。

いく宛なんかなくて、ただただ歩き続けた。お腹は空かなくても、喉は渇いたから、公園の水を飲んで毎日を過ごした。

でも…ある日…高熱を出して私は倒れた。…いま私がいる施設の前で…

先生は、私を病院に連れていってくれて…目が覚めたときには、泣いて喜んでくれた。

なんで泣くのか…わからなかった…

両親は?って聞かれたとき、私は『知らない。知りたくない。』そういった。」

宮国先輩は、ただ何も言わずに私の話を聞いている…その表情からは何も読み取れない…

「それを聞いた施設の先生は、『そう…なら、私と…私達と一緒に暮らさない?…零亜ちゃん』って言ってくれた。知らず知らずのうちに私は頷いて、熱が下がると、施設で暮らすようになった。

学校にも行ったけど、誰も信用出来なくて…施設の仲間だけだった…私を認めてくれたのは。

…そんな感じで、今は吹雪学園にいます。………。」