~零亜side~

ぐいっと、会長に手を引っ張られた。

行先はたぶん生徒会室。けれど、会長は無言のままで、少し怖い。

お互いに何も話さないまま生徒会室に着いた。中に入ると、宮国先輩が目を真ん丸にして私たちを見ていた。

「どういうこと...?」

「それはこっちが聞きたいです。」

生徒会室に着いたのにもかかわらず、いっこうに手を離そうとしない。

その時、会長に放送がはいった。
内容は、理事長室に来ることのようだ。

会長が出て行って、室内に沈黙が訪れる。

「「あの...」」

喋りかけたのも同じタイミングで、また沈黙が。

そして、再度口を開いたのは、

「佐久良...」

宮国先輩だった。