なんで?!先生なにを言ったんだろ…? 先生に尋ねようと先生の方を振り向くと生徒たちに囲まれ,尊敬の眼差しを向けられている先生がいた これじゃあ話できないか… 助けてくれてありがとうッて言いたかったのにな… そう思いながら再び先生に視線をやるとパッと目が合った あ… 『倉田!大丈夫だったか??』 他の生徒の間を擦り抜けてあたしの前に立ち心配そうな顔をする先生 来てくれた… 『うん…ありがとう。』 もっと言いたいことがあるのに言葉が出てこないよ… ほんとは今すぐ抱き着きたいのに…