「ほんと、お前何やってんの?

馬鹿なの?

また、風邪引きたいわけ?」

はぁ…っと、ため息をついて、

私のことを、軽く睨んでくる優。

「別に、優に関係ないじゃん。」





――――嬉しかった。





「可愛くねえ奴。」ぬ





――――知ってるよ。




「何か言えよ。」




――――ありがとう。




心では思っていても、口にするのは

難しいんだね。

なんで、こんなに

胸が締め付けられるのかな…。






「ねぇ、ゆう…。」