翌日、優衣は普通に登校して来た。 恵ちゃんと瞳ちゃんともいつも通りに接している。 …だけど、どこかぎこちない。 まるで仮面を付けてるようだ。 親友だと思ってた人に裏切られた。 そのショックは計り知れないだろう。 それ以来、優衣はずっと仮面の笑顔で生活していた。 見ていて本当に辛かった。 俺は出来る限りいつものように振る舞った。 それが優衣に出来るたった一つの事だから。 .