最悪な初恋



ビックリした。

振り向いたら息を切らしたリュウがいて…。

この声は…もう二度と聞けないと思ってた…。


追いかけてくれないと思ってた…。

追いかけて来るはずなんてないと。



「彼女に何か用?」

恐い顔をしたリュウがナンパ男の耳元で何か言っている。

内容はわからなかったけど、ナンパ男は顔を青くして立ち去った。


…なんで?
どうして追いかけて来たの?


でも…今の私は幸せ者だ。

嫌われて当然の事をした。

なのにリュウは一生懸命探してくれた。

けど…けど今更どんな顔して会えば良いの?