BLUE STONE 壱





レツはしばらくすると
唇を離す、その表情は
無表情だけれどでも
どこか苛立っていた……ーー


「あー、お取込み中ごめんね。
レツ、ケイちゃんを上の部屋に
つれてってあげなよ」


といつのまにいたのか
ショウシは気まずそうに
しながら、上の部屋っと
いうものを指差した。


私も視線を追うと
そこは前 ショウシと来た時、
レツに初めて会ったところの部屋
の事なんだと理解した私。


「……そうするつもりだ」


レツはそういうと、私を抱いたまま
上の部屋へあしをすすめた


レツの肩越しから
ショウシを覗くと
ショウシはいつもと変わらず
手をふって「虎には喰われちゃ駄目だよ」なんて言っていたけど


意味がわからなかったので
首を傾げた私に
レツはチッと舌打ちをかました


そのままかいだんをのぼり
上の部屋へと入って行く私とレツ