心が抉り取られる様に痛い
ああ、私にもこんな感情まだ
あったんだーー……
周りがシーンと静まり返る
さっきと全く違う雰囲気に
レツとショウシの、私を
汚い目で見る顔が浮かんだ
こんな事実を知って
私を拒絶する?
絶望する?
と最悪な事ばかり考えていると
「お前が言いてぇのはそれだけか」
と冷たく凍る様な声が聞こえた
それは今、私が一番聞きたかった声で
なぜかその声を聞いた瞬間
また涙が溢れ出した、
女は何を勘違いしているのか
「は、はい!
だからそんな女どこかに捨ててください!!」
【捨てる】
女は別に大した感情で
言ってないも思う、
だけど、私にとって
捨てるって言葉は
もはや過去のトラウマみたいな
もので。
体が震えだしたのがわかる
気づかれないように
両手で自分を抱き締めるような
体制を取った。
「……捨てる。だと?」
やっと声を出したレツは
私も聞いた事ないくらい
どすの利いた声で
ビクッと女共が震え上がったのが
遠目からでもわかった
「そ、そんな汚い女、レツ様とショウシ様の近くにいて言いわけありません」
レツのどすの利いた声に
怯えている女は
震える声でなんとかレツに抵抗した

