ショウシはそんなレツを気にもしない、
やはり長年一緒にいれば慣れてくるんだろうなぁ。


と思っていれば、レツはいきなりガラスについさっきほったばかりのバイクの鍵を持って外へ出た。


その行動にはてなマークを浮かべていると隣で同じようにバイクの鍵を持ったショウシが


「Blue stoneにいくよ」


と行ったので しばらく目を見開いていた。

え?もうそんな時間なの?


「いくぞぶす」


と入り口の前で腕を組んで壁にもたれてるレツ。


『え?レツ今何時?』


「……18時?」


なんで疑問形なのよ。
と言いたいけどそこはあえて気にせず
18時か〜〜

18時……


『は?!18時!??』



え、まって!



『まだてっきり15時くらいかと…』



「ここ地下だからね。外見えないから、ごめんね?ケイちゃん」



とショウシがレツの代わりに説明してくれるも、18時…


時間たつの早いななんて考えていると
隣でショウシが


「親御さん心配しない?」


ときいてきた。
別に深い意味はなかったんだと思う
悪気があったわけじゃないんだと思う


ショウシは知らないわけだし実際。
だから私はなるべく笑顔でショウシを見上げた。


『大丈夫だよ!』


というとショウシはホッとしたように
「そっか」とだけ微笑むと地下を後にした。

うまく笑えてただろうか。
と不安になりつつも
レツが入り口のところで
「早く来い」と視線を送ってくるので


レツのところへと行き地下を後にして
さっき乗ったばかりのレツの、ビッグスターのバイクを乗ってBlue stoneへと向かった。