BLUE STONE 壱




普通の女や男なら
気絶してもおかしくないほど
鋭い視線。


だけど私はそれに怯えず
レツを見た。


『……レツは言葉がたりない
手を離してほしかったんなら
そう言ってくれればいいじゃん』


「言ったはずだ」


いや、言いましたけど。
だけど「離せ」だけじゃ
理解できる訳ないじゃん


『手を離せって言ってよ』


なんでなんで?
別にどうでもいいのに
なんでこんなにムキに
なっちゃってんだ私


レツは私をみながら「行くぞ」
とだけ言い足を進めた。


もう質問返す気はさらさらないらしい。
これで良かった。
あのまま言い返せられてたら
私は多分レツにとんでもなく
暴言を吐いてたと思う


それこそもう自殺行為だ
私はとりあえずレツの後ろへと
ついていくことにした。


やっぱりレツが行くのは建物で
その奥には階段。


そこを降りていくレツ。
そして私もついていく。


『…………』


開いた口が塞がらない。
というのはこの事をいうんだろう
下へ降りるとそこには
2つの大きな扉。


レツは一つの扉を開ける。
いやここ地下でしょ?


私もオロオロしながら
ついていけばそこは普通の部屋


…………Blue stoneのような
感覚に襲われた。
あの、新しい世界を見た感覚に。


その部屋には 高級そうな
2人掛けソファーが02つ。
そしてガラスの机の上には
灰皿と、バイクの雑誌とバイクの鍵

テレビや…え?もうここ家?
というくらいの揃い具合に
口を開けるしかない


レツは慣れたように
バイクの、鍵をガラスの机に
なげるとソファーに座って
タバコを取り出した。