理解するのには、少し時間が
かかったけれど理解した後は
もう、簡単。
微笑の悪魔
と呼ばれた私を演じるだけ。
角度を変えて私の口内を
犯すレツはなにを思ってこの行為を
楽しんでいるんだろうーー……
なんて、私が言えるわけでもないけど。
と満足したのか 離れていく唇。
どちらか、わからないお互いの
唾液を横目にレツを見上げた。
『何、続きしたいの?』
とニコッと笑う私に
レツは眉間に皺を寄せる。
「お前も他の女と変わんねぇ」
といってから私から
体を離すと冷蔵庫に向かうレツを
他人事のように見ていると
「帰れ」

