あの世のひとになったとか言っても、
あたしはまだ洋輝のことを忘れられなくて...。
「洋輝のバカヤロー!」

あたしをこんなめに合わせた罪は重いんだからねッ!!


--そう、罪は重いんだ。
あたしが洋輝をこんな目に合わせた罪は重い。
あたしのせいで洋輝はこもりがちになって、
一生懸命あたしが生きてた証を探してる。
そんなのあるわけないのにね。

「ねえ、洋輝は忘れないよね?」

今目の前にいる洋輝に触れることのできない私を忘れることは

--ないよね?