ちょうど今日はカレーにするつもりだったしいいか…















「相変わらず、姫歌の料理はうまいな」



「そりゃどーも…」



「照れてるの?」



「うるさい、黙れ」



「可愛いやつ」



「なっ…!」



この時間でこんなだったらこれからどーなるのよ…



「私、お風呂入るから」



雰囲気に耐えれなかった私はそう言って立ち上がった



「一緒に「入らない」」



「まだなにも言ってねーだろ」



「………………」



無視無視



バタンーー



それにしても…



「どうして蓮は私にあそこまでするんだろ…」



私が昔助けたから?



けど、助けただけであんなにしないよね…?



泊まるなんて、頭おかしい



……………



「もう出よう…」



これ以上考えてたらのぼせちゃうわ







「蓮〜?出たよ〜」



そう言いながら蓮のいるソファーにいくと



「寝てるし…」



寝顔まで綺麗なんだからムカつく…



「ちょっと蓮起きて〜」



「うーん…菜々…」



ドクンーー



菜々…?



菜々って誰…



やっぱり私は独り…



「結局、誰も私を助けてはくれない…ずっとあの暗闇から抜け出せないんだ…」