ーーーやだっ!!やめて!!



ーーーお前はいらない子なんだよ!!お前のお母さんだってそう思ってるんだ!



ーーーいや!!お母さん…助けて…



ーーーおい、静香この娘どうするんだよ?



ーーーいいわよ。こんな子私の娘じゃないわ



ーーーだってよ。残念だったな



縛られる手首に私は抵抗できない



ーーーいやっ!!!やめて!!!



バッ!!



「はあ…はあ…夢…?」



すごい汗…



でも、なんで今更あんな夢…



それに、あの夢の続きが思い出せない…



あれからどうしたんだっけ…



未遂で終わったのは覚えてる…



けど、その後のことが全く思い出せない



気付いたらおばあちゃん家にいた



「どうして私はおばあちゃん家にいたんだろう…」



ガラガラーー



「先生…?」



「姫歌?」



その声と共にカーテンが開かれた



「蓮…」



「具合どう?」



「大丈夫」



「すごい汗だけどなんか変な夢でも見た?」



「あ…うん。ちょっとね…それより、どうして私ここに?」



確か、体育館で倒れたんじゃ…



「俺が運んだんだよ。疲労だってさ。すごい練習した上にあれだけアタック打ってたら倒れるだろ」