「姫歌…大丈夫?」



「大丈夫…あと1つ…」



「ポジション、代わろうか?」



「ううん。これは私が受けた勝負。私が決めなきゃ」



「わかったわ。ただ、無理はしないでね」



「うん」



「それでは第3セット目に入ります。試合開始!」













「はあ…あと1点…」



3セット目の最初は向こうにリードされ追いついたけどまた抜かされて今は13対14で向こうが勝っている



ここまで来ると体力が…



ブランクがあるとダメね…



クラッーー



え?



今、一瞬めまいが…



このまま負けちゃうの…?



蓮たちと笑い合えなくなる…?



そんなの…



「絶対いや…」



「姫歌!!!!」



蓮たちが必死に応援してくれてるんだ…



それに応えなきゃ…!!



「姫歌!!打て!!」



バコンッッ



ピーッ!



「試合終了!16対14でC組の勝ち!!」



勝った…



「姫歌〜!やったね!!勝ったんだよ、私たち!!」



「ありがとう、奈穂」



「姫歌?!?!」



そこで私の記憶は途切れた