「姫歌、がんばろうね!!」



「うん!!!絶対一位とろう!!」



奈穂と2人で入場する



二人三脚用のバンドを付けて位置につく



「いい?いち、に、いち、にのかけ声だよ」



「うん」



「それでは、始めます。よーい」



パンッ!!



拳銃の音と共に私たちは走り出した



奈穂と息を合わせて、ゴールまで走る



あと少し…!



「姫歌、ラストスパート!!」



「うん!!!!」



最後の力を振り絞って私たちは無事ゴールした



「姫歌ちゃん、奈穂ちゃん、1位おめでとう!」



「奏くん、ありがとう!!!」



そう、私たちは1位でゴールした



「まあ、私と姫歌だから1位なんて当たり前よ」



「そうだね」



そう言いながら、私と奈穂は笑い合った



「次のプログラムは借り物競走です」



「借り物競走って蓮くんが出るんじゃなかったっけ?」



「ああ、そういえば…」



確か、ジャンケンで負けて借り物競走になったんだったっけ…



『キャーーーーー!!蓮くーん!!』



「女子共、うるさいわね」



「さっきまで疲れ果てたような顔してたのにね」



「蓮、なに引くんだろうな」



「わくわくするね」



「よーい」



パンッ!!