「奈穂…」



「姫歌が変わりたいなら私は全力で支えるし、応援する」



「私…変わりたい」



「姫歌ならそう言うと思った」



「奈穂、ありがとう」



「お互い様よ」



私たちは笑い合いながら教室に戻った












「菜々ちゃん」



「なに?」



「私、離れないから」



「は?」



「みんなでいることが好きなの。蓮、奏くん、矢島、奈穂の5人でいる事が楽しいの。だから、私は絶対蓮たちから離れていかないから」



「あんた、私が言ったこと覚えてないの?蓮に近付いたら同じ仕打ちするってこと」



「やれるもんならやってみなさいよ。私にはみんながいるから。中学の時とは違う」



「………………」



「それと、この学園そういうことには厳しいから」



そう言って、私は席に戻った



「なら、違う痛め方をしてやるわよ」



後ろでそう言ってるとも知らずに