☆車内☆ Side丹羽
「……それで?どうしてこんなに怪我を?」
「………」
今、俺の車の助手席に桜木を乗せて、俺の家に向かっている。
なんで、こんなことになったのか……。
本当にめんどくさい………。
信号が赤になり、ジッと桜木を見た。
「なに?」
「顔に傷がありますね」
グイっと桜木に顔を近づけたら、桜木は焦ったように顔を下に向けた。
え………何この反応…予想外………。
少し心臓が高鳴った。
不意にも桜木のことを
"可愛い"
と思ってしまったからか?
はぁー………調子が狂う……………。
「とりあえず、俺の家に着いたら先に風呂に入って下さいね。着替えはどうしますか?」
「丹羽のでいいよ」
「分かりました」
信号が青になり車を発車させた。
他愛もない会話をしていたら、いつの間にか家に着いていた。
なんか、早かったな…やっぱり1人で帰るより誰が居る方が早いのか?
訳のわからないことを考えながら、駐車場に止めた。
「着きましたよ」
「ここがあんたの家?」
「そうですよ」
「マンションなんてリッチだね」
「そうですか?」
会話が続いたことに少し驚いた。
少しだけだが、桜木に対するイメージが変わった気がする。
今までは、めんどくさくて避けていただけで、こうやって話してみると結構話しやすい。
桜木と会話をするのが、楽しくなっている俺が居て、少し笑ってしまった。
「あんたってさー。顔はいいよね」
「よく言われます」
「いっつもそうやって笑っていればいいのに」
「桜木さんも笑ったらどうです?」
「無理」
「どうしてですか?」
「………」
まだ、俺には話してくれそうにないな…。
まっこの調子だったら話してくれそうだし。
引っかかっていることが分かりそうだし。
エレベーターに乗って、8階のボタンを押す。
そして、エレベーターが8階の表示をした。
エレベーターから降りて、自分の家に向かう。
俺の後ろでは、桜木がゆっくりだがついて来ている。
身長は152cmくらいだろうな…結構ちっさいな桜木。
「ここが俺の家なんで」
「805ね」
「覚えなくていいです」
__ガチャ
「どうぞ」
「お邪魔しまーす」
__パタン
へー……ちゃんと言うんだ。
少し感心しながら桜木を見ていた。
あー疲れた………。
やっとゆっくりで……きなかった。
めんどくせぇとか思いながら、ソファに座った。
はぁー…………。
ん?桜木は?え?
ずっと立ってる……………。
「桜木さん?」
「どうしたらいいのか分からない」
「あっそっか…」
「丹羽ってバカ?」
グサッときた言葉だなと思いながら、桜木に「とりあえず風呂に入って下さい」と言って、風呂がある場所まで連れて行った。
「ここに俺のTシャツとズボン置いときますね」
「デカ……」
「そりゃデカイでしょうね」
「………バカにしてる?」
「まぁ少し(笑)」
「ウザッ」
「すいませんね」
俺は桜木を見下ろして、ふっと笑ったら桜木は睨んできたが、上目使いになっているため逆効果。
「桜木さんも笑えば可愛いと思いますよ?」
俺はそう言ってその場を離れた。
桜木って案外楽しいな……。
「よいしょ……」
ソファに座って、桜木が上がって来るまで寝ることにした。
午後9時30分を過ぎるところだった___
「……それで?どうしてこんなに怪我を?」
「………」
今、俺の車の助手席に桜木を乗せて、俺の家に向かっている。
なんで、こんなことになったのか……。
本当にめんどくさい………。
信号が赤になり、ジッと桜木を見た。
「なに?」
「顔に傷がありますね」
グイっと桜木に顔を近づけたら、桜木は焦ったように顔を下に向けた。
え………何この反応…予想外………。
少し心臓が高鳴った。
不意にも桜木のことを
"可愛い"
と思ってしまったからか?
はぁー………調子が狂う……………。
「とりあえず、俺の家に着いたら先に風呂に入って下さいね。着替えはどうしますか?」
「丹羽のでいいよ」
「分かりました」
信号が青になり車を発車させた。
他愛もない会話をしていたら、いつの間にか家に着いていた。
なんか、早かったな…やっぱり1人で帰るより誰が居る方が早いのか?
訳のわからないことを考えながら、駐車場に止めた。
「着きましたよ」
「ここがあんたの家?」
「そうですよ」
「マンションなんてリッチだね」
「そうですか?」
会話が続いたことに少し驚いた。
少しだけだが、桜木に対するイメージが変わった気がする。
今までは、めんどくさくて避けていただけで、こうやって話してみると結構話しやすい。
桜木と会話をするのが、楽しくなっている俺が居て、少し笑ってしまった。
「あんたってさー。顔はいいよね」
「よく言われます」
「いっつもそうやって笑っていればいいのに」
「桜木さんも笑ったらどうです?」
「無理」
「どうしてですか?」
「………」
まだ、俺には話してくれそうにないな…。
まっこの調子だったら話してくれそうだし。
引っかかっていることが分かりそうだし。
エレベーターに乗って、8階のボタンを押す。
そして、エレベーターが8階の表示をした。
エレベーターから降りて、自分の家に向かう。
俺の後ろでは、桜木がゆっくりだがついて来ている。
身長は152cmくらいだろうな…結構ちっさいな桜木。
「ここが俺の家なんで」
「805ね」
「覚えなくていいです」
__ガチャ
「どうぞ」
「お邪魔しまーす」
__パタン
へー……ちゃんと言うんだ。
少し感心しながら桜木を見ていた。
あー疲れた………。
やっとゆっくりで……きなかった。
めんどくせぇとか思いながら、ソファに座った。
はぁー…………。
ん?桜木は?え?
ずっと立ってる……………。
「桜木さん?」
「どうしたらいいのか分からない」
「あっそっか…」
「丹羽ってバカ?」
グサッときた言葉だなと思いながら、桜木に「とりあえず風呂に入って下さい」と言って、風呂がある場所まで連れて行った。
「ここに俺のTシャツとズボン置いときますね」
「デカ……」
「そりゃデカイでしょうね」
「………バカにしてる?」
「まぁ少し(笑)」
「ウザッ」
「すいませんね」
俺は桜木を見下ろして、ふっと笑ったら桜木は睨んできたが、上目使いになっているため逆効果。
「桜木さんも笑えば可愛いと思いますよ?」
俺はそう言ってその場を離れた。
桜木って案外楽しいな……。
「よいしょ……」
ソファに座って、桜木が上がって来るまで寝ることにした。
午後9時30分を過ぎるところだった___
