「なっ、一緒にいよう」 「……うん……」 確認するような竜也のその言葉にわたしはうなずくのが精一杯だった。 竜也の胸の中にこもったわたしの答え。 うれしくて、信じられなくて、言葉が出てこない。 大好きだった竜也からほしかった言葉。 一番、聞きたかった言葉。 それを聞けただけで胸がいっぱいで、目頭が熱くなる。