「授業終わったら、行くからな!」 「い、行くってどこへ?」 「どこでもいいだろ。とにかく、強制連行」 そう、言葉を残して竜也は席に戻って行った。 な、何なのよ、一体……。 急に付き合えって。 強制連行って……。 本当、意味分かんない。 でも……今日はしばらく竜也と一緒にいられるんだよね。 そう思うだけで顔がにやける。 ちょっと強引だけど、竜也ならいいかなぁ……。