「お、園田もついでにどう?」 「ついでにってどうよ?」 美月くんの提案が気に入らない深夏が美月くんの腕を叩く。 「多分さ、うちらもやるんだよねーだから、ムリ」 「あ、そ……じゃぁ、橘もムリだな……」 「うん、ごめんねー」 「ん、分かった。じゃあな」 苦笑いで教室を離れて行く美月くん。 ちょっと、悪いことしちゃったかな……。