「!!!!!!」
弾かれた、全力の太刀を。
よろめかされた、たった一撃の受け太刀で。
上段からのランスロットの斬り下ろしを、アーサーは下段からの斬り上げで弾き返していた。
あまつさえ大きく体勢を崩したランスロットの隙を、敢えて見逃す。
ここに追撃を加えれば決着はついただろうに、分かっていながら、わざと見逃した。
厳しく、だが険しい表情でランスロットを見つめる。
『それだけか?』
そう言わんばかりに。
「くっ!」
アロンダイトを握り直すランスロット。
主君相手という事で、無意識のうちに手心を加えてしまったか。
全力のつもりが、僅かに手加減をしてしまったらしい。
ならば今度こそ全力で!
弾かれた、全力の太刀を。
よろめかされた、たった一撃の受け太刀で。
上段からのランスロットの斬り下ろしを、アーサーは下段からの斬り上げで弾き返していた。
あまつさえ大きく体勢を崩したランスロットの隙を、敢えて見逃す。
ここに追撃を加えれば決着はついただろうに、分かっていながら、わざと見逃した。
厳しく、だが険しい表情でランスロットを見つめる。
『それだけか?』
そう言わんばかりに。
「くっ!」
アロンダイトを握り直すランスロット。
主君相手という事で、無意識のうちに手心を加えてしまったか。
全力のつもりが、僅かに手加減をしてしまったらしい。
ならば今度こそ全力で!


