あたしの前の彼





確かに綴に「休む」とメールはしたけど、「来て」とは言ってないから来ないだろう。

と、思ってたけど


_ピンポーン

「……来たし」


重い身体を引きずって、玄関まであるく。

「お前べつに来なくてもいいの…に…」


「え…ご、ごめんっ」


そこに居たのは、綴じゃなくてななだった。


「…は?…待て待て。なんでお前いんの?」

「えと…綴くんが葉山くんの家に行ってやれって…」


右手に持ってるスーパーの袋を「これ」と見せたなな。

「お母さんも仕事だって言うから、あたしお昼作ろうかと思って…」


と、言ってから「でも」って言い直して

「ごめん、迷惑だよね帰るよ。お大事に」