……も無理。


そう思った瞬間私はぶっ倒れた。


「うぇ!?伶奈!?」


最後に聞いたのは胡桃の焦った声だった。



「え?何々?倒れちゃった?やっぱり俺がカッコよす…」

「あ"?」

「すみません……」

「運ぶ。部屋用意しろ」

「姫室でいい?」

「あぁ」