「ちょ……胡桃!向こう行ってよ!麻莉に見つかったら…あ」


「んだよ……麻莉は呉羽と一緒だから来るわけ……げ」



ドアの前には麻莉の姿。

さっき叫んだのが聞こえてたんだろう。



「胡桃ー……私の伶奈になにしてるの?」

「はぁ?もうお前のじゃなくて俺のだから!」



そう言うとギュッと抱きしめてくる。



その行動も麻莉の逆鱗に触れて……。













麻莉と胡桃の言い合いは朝まで続いた。