大して歩いてないかもしれない。


どこかの教室に入り倒れこんだ。


意識が朦朧としているとき声が聞こえた。


「はぁ……はぁっ…っっ……はぁっ」

「ん?何これ。あー過呼吸ってヤツ?初めて見た。どうすりゃいいんだっけ?あー袋か。これでいいや。はいどーぞ」



口元に当てられるビニール袋。


そのおかげでなんとか気を失わずに済んだ。