また何かする気だろう。
それも私が考えつかないようなことを。
「伶奈ぁ……」
「ま、麻莉!ごめんねー!!」
「うぅ、怖かったぁ」
本当に申し訳ないです。
「お前らで族作れば?」
「「「え?」」」
私たちだけで?
暴走族を……?
「楽しそう!私やりたい!」
「俺も!」
私は……。
どうしよう。
「とりあえずやってみたら?」
「そーそー。こんな世界気楽に行こうぜ」
「里奈は三人の族はうまくいくと思うよ!」
……総長、副総長、幹部のみんなに言われたらできる気が来る。
「……私もやりたい。いや、やる」
こんな私は単純かもしれない。
でも、新しい世界で生きてみたい。
「じゃあ決定。名前、何にする?」
「吹雪とかよくない?
吹雪って、油断してたらすごいおおきなことになるじゃん?
雪がないとできないし。
三人の花炎にされた怒り、少しずつ周りを巻き込んで大きくなっていくみたいな感じでさ」
吹雪?
…吹雪かぁ。
「「「それにする」」」
三人の暴走族。人数は少ないけど世界に立つよ。
やったー!俺が名付け親!とか言ってピョンピョン跳ねてる万智。