「咲さん、色々ごめんなさいね。」
私の前で立ち止まり頭を下げる優子さん。
「いえいえ、全然。」
「主人がお世話になりました。」
「はぁ、こちらこそ…。」
「咲、良かったな。」
「うん、痛い!」
大島さんがまたステッキで叩いてきた。
「どうして叩くのよ?」
「これはまじないや。」
「まじない?」
「そうや、咲と俊君が末永く幸せに暮らせるようにとのおまじないや。」
「そっかぁ~。」
大島さん、ありがとう。
「あなた、嘘ついたら駄目よ。」
「嘘なんかい!!」
でも。
大島さんへの感謝は本当だよ。
メニュー