俊君が優しく私の頭を撫でて来た。



「具合でも悪いのか?」



「あ、あ…。」



体中が熱くなるのが自覚出来る。



「熱があるんじゃないか?」



!!


今度は俊君が自分のおでこを私のおでこに当てて来た。


止めて!


イヤ止めないで!


恥ずかしい!


でも。


嬉しい!!


どうしよう?


どうしたらいいんだろ?



「あ、あの俊君…。」



「やっぱり熱があるじゃん。」



俊君はおでこを離すと今度は私の右手を握ってきた。



「俺が病院まで連れて行ってやる。」



「い、え、え…。」



なんだか。


素敵な展開になってきた…。