「まずは申し遅れました。」
お茶を一口飲む。
「ワシの名は大島や。」
「大島??」
「そやで。」
「キューピット、なのに?」
「キューピッド、や!なんか文句あるんか?」
「い、いやぁ~。」
キューピッドならもっと洋風な名前かと思ってた。
まぁ、いいか。
「で、大島さんはどうして私の元に?」
「それやがな。」
大島さんは背中の羽根を折りたたむと、また咳払いをした。
「ワシは、世の中の健全な男子女子の間を取り持つ仕事をしてまんねん。」
「だからキューピッド、何でしょ?」
「まぁ、そうやねんけどな。で、今回姉ちゃんが告白するって情報が入ってな。組合長から助けるように指名されたんや。それで現れたっちゅー訳や。」
「ふ~ん。」
取りあえず私を助けに来た正義の味方って事は何となく分かった。
現れた用件が分かると別の事に興味が沸いてきた。

