私の家庭では、兄が愛されている。初めの子供ということもあるのだろうけれど、私は何をしても兄には勝てないためか、【私】を見てくれる人はいない。
だからこそ。だから吹奏楽に入った。
兄に勝てることを信じている。その時に親がもう1度【私】を見てくれると信じている。また元通りの家庭に戻ることを信じている。
そのために、頑張るのだ!
『ふー……とは言っても……私楽譜なんか読めないよ……』
多村さんは、音の長さみたいな物を法則的な……うーん。リズムって言っていたけれど、私にはよくわからない。
小学校じゃ音楽を習ったけど、オタマジャクシだし……。リズムなんて言われてない。それどころか何でオタマジャクシがいるのかもよく知らないけれど。
もしかして、私って結構才能ない人なんじゃ……。
『いやいや!まだ始まったばっかり!諦めるには早いぜ!』
諦め悪いのが私のいいところ。
大丈夫。大丈夫だ。
だからこそ。だから吹奏楽に入った。
兄に勝てることを信じている。その時に親がもう1度【私】を見てくれると信じている。また元通りの家庭に戻ることを信じている。
そのために、頑張るのだ!
『ふー……とは言っても……私楽譜なんか読めないよ……』
多村さんは、音の長さみたいな物を法則的な……うーん。リズムって言っていたけれど、私にはよくわからない。
小学校じゃ音楽を習ったけど、オタマジャクシだし……。リズムなんて言われてない。それどころか何でオタマジャクシがいるのかもよく知らないけれど。
もしかして、私って結構才能ない人なんじゃ……。
『いやいや!まだ始まったばっかり!諦めるには早いぜ!』
諦め悪いのが私のいいところ。
大丈夫。大丈夫だ。


