『ただいま』
………………
兄は帰ってるはずなんだけど……。
あ、電気ついてるってあれ?
お母さんいるじゃん。
無視ですか。
『あ。おかえり』
『た、だいま』
絶対【あ】って言ったな。
この野郎……。
家にだって、兄いがいにいるんだぞ。
家族……。
なのかな。
『二階いってくる』
私の一言に、2人は一瞥もせずに会話に戻っていた。
結果を残せなければ、ここに存在価値などないんだ。
なんで小学二年生でこんなこと悟らないといけないんだ。
ガチャ
自分の部屋に入る。
1番、気を使わなくて済む、気楽で心地よい場所。誰にも気を使わない。孤独だ。
こんな窮屈な暮らし、いつからなんだろう。
………………
兄は帰ってるはずなんだけど……。
あ、電気ついてるってあれ?
お母さんいるじゃん。
無視ですか。
『あ。おかえり』
『た、だいま』
絶対【あ】って言ったな。
この野郎……。
家にだって、兄いがいにいるんだぞ。
家族……。
なのかな。
『二階いってくる』
私の一言に、2人は一瞥もせずに会話に戻っていた。
結果を残せなければ、ここに存在価値などないんだ。
なんで小学二年生でこんなこと悟らないといけないんだ。
ガチャ
自分の部屋に入る。
1番、気を使わなくて済む、気楽で心地よい場所。誰にも気を使わない。孤独だ。
こんな窮屈な暮らし、いつからなんだろう。


