『ひゃい!?(はい!?)』
なんとも分かり辛い説明をうけながら、私はマウスピースに、とりあえず息を吹き込んでみた。
プスーー
『…ひゃれ?なんれれすか?(あれ?なんでですか?)』
どうしてか、間抜けな音しかならない。
『ただ息を吐くだけじゃ、音はでないんだ。唇の振動により音がなる。
だから、不味いもん食ったみたいにぶーってやるんだ』
『にゃるひょろれす(なるほどです)』
再度言われた通りにぶーっとやってみた。
ぶぅうーー
『お、鳴った鳴った!』
多村さんは、自分の事のように喜んでくれていた。
その姿が見れただけで大満足だった。
こんな人だから、きっと部長になれたのだろう。そんな気がするくらい、優しい雰囲気がしていた。
こんな人と、音楽をやれたなら、きっと楽しいのだろう。
なんとも分かり辛い説明をうけながら、私はマウスピースに、とりあえず息を吹き込んでみた。
プスーー
『…ひゃれ?なんれれすか?(あれ?なんでですか?)』
どうしてか、間抜けな音しかならない。
『ただ息を吐くだけじゃ、音はでないんだ。唇の振動により音がなる。
だから、不味いもん食ったみたいにぶーってやるんだ』
『にゃるひょろれす(なるほどです)』
再度言われた通りにぶーっとやってみた。
ぶぅうーー
『お、鳴った鳴った!』
多村さんは、自分の事のように喜んでくれていた。
その姿が見れただけで大満足だった。
こんな人だから、きっと部長になれたのだろう。そんな気がするくらい、優しい雰囲気がしていた。
こんな人と、音楽をやれたなら、きっと楽しいのだろう。


