「そうですか…… でしたら私が教えますよ。 ちょうど今、時間も空いてますから。」 「そんな申し訳ないです! ライさんの貴重な休憩をとるなんてできません!」 「あはは。大げさですよ。 それに、かわいいあなたのためならいくらでも時間を使いますよ。」 そんなこと言われなれていなかったから、恥ずかしくなり、 「お世辞なんて止めてくださいよ。 それにもう夜も遅いので帰ります。」 そう言って、逃げるように帰ろうとしたとき……