異世界☆トリップ


もうお母さんの料理を食べることもできないの?

咲希とももっとたくさん遊ぼうねって約束したのに。

みんな私がいなくなってどうしてるんだろ……

そんな負のスパイラルに陥りかけてたとき、


「おい」

またもや、話しかけてきたのは、ラルドだった。

さすがに、今は放っておいて欲しい。

そう思っていたのに、

「悪かったな」

ぼそっと言った言葉に耳を疑った。