もうお母さんの料理を食べることもできないの? 咲希とももっとたくさん遊ぼうねって約束したのに。 みんな私がいなくなってどうしてるんだろ…… そんな負のスパイラルに陥りかけてたとき、 「おい」 またもや、話しかけてきたのは、ラルドだった。 さすがに、今は放っておいて欲しい。 そう思っていたのに、 「悪かったな」 ぼそっと言った言葉に耳を疑った。