「そして、これはそなたが持っていたというペンダントじゃな?」 そう言って王様は、あの青い石のペンダントを取り出した。 「推測であるが、これには魔力の痕跡があるため、そなたがここに来たのは、このペンダントが関係しているようなのだが…… このペンダントはひび割れて、もうすでにほとんど魔力が残っていないのだ…… このことについては、まだまだわからないことがたくさんある。 我々も、そなたが帰れるように全力を尽くすが、もしものときは覚悟していて欲しいのじゃ。」