あれからもう、3年がたった。

ーあなたは今、どこにいますか?ー
ー元気にしていますか?ー
ー私達はまた会えますか?ー


そんなことを思いながら、あの日のような星を探しにいつもの、病院に近い展望台に登った。

すると、あの日のような流れ星が空を横切った。

「何か星が降ってるみたいだね。」

私があの日を思い出して、そう言ったと同時に、後ろから聞こえたのはどこか懐かしい声。

「やっと見つけた。久しぶり。」

そう言って、彼はあの日のようにまた、ニカッと笑った。