翡翠に願いを捧げましょう

(やだ…!いや!)
「…亜!紫亜!」
私が怖い、思い出したくない夢をみていた時に 韭鬼様がきてくれた
「あっ…?」
「目が覚めたか?」
「韭鬼...様...?」
「そうだ!大丈夫か...?」
「は...はい...」
「それは良かった。ならば飯を持ってくる」
「ありがとうございます!」
(…韭鬼様はお優しい…行く当てもない私を拾い、紫亜と言う名もくださった…)
「持ってきたぞ!」
「あ、ハイ!ありがとうございます!」
「気にするな!それより…夢は…どうだったのだ?」
「……また…忘れてしまいました…」
「…そうか…まぁ!無理して思い出さなくて良いのだ!」
「…ありがとう…ございます…」
(…私は…この方に…生涯を…捧げる!)
始まったばかりの物語
始まったばかりの二人
この先何があったとしても 二人の絆は 切れないだろうか…?