−10分後− 


「……まだ…ですかねぇ?…」


「あはは。もうちょっとだから…さ」


ニヤァ…


…はっきり言って気持ち悪っ…


案内してくれてるのはありがたいけど……ニヤニヤジロジロ…なんなの?


しかもどんどん迷っているような…


「着いた。」


「え?」


ここ?体育館裏?暗いし…なんかおかしい!!!


「私あっちにー…」


逃げないと……!


グイッ


「逃げさせないよ?」


ニヤァ…


「キャッ…」


怖い…強い………助けてっ……遥斗っ!


「……何してんだ?お前…」


はぁはぁ…


「遥斗っ!?」


なんで遥斗がここに?涙目がばれるっ…


「はぁ?何だお前…」 


「…そこの女の彼氏。
先輩…俺の彼女に手ェださないでいただけます?」


「へっ…//////」

なっ…何言ってんの!?遥斗!//


俺の彼女なんて……っ


冗談って分かってる。なのに………顔真っ赤なんだけど///……


「…ちっ彼氏持ちかよ…」


ダッ…